西日本学生陸上対校選手権第3日目は78日、西京極陸上競技場(京都府)で行われ、トラック&フィールドの部において3日間にわたる全日程が終了した。各種目、順位順に点数が与えられ、それらの総合得点で西日本四地区大学別に競い合う団体戦。女子の部は、最終日、800メートルで新宮美歩が2887、高橋美里が2943、横瀬彩香が21052のワンツースリーフィニッシュする活躍などで、東大阪大が102点(トラック94=1位、フィールド8=10位)を獲得し、中京大に2点差で見事逆転優勝を飾った。
 
1日目は不安定な天候で選手らのコンディションに乱れが見られるも、最終日、東大阪大が得意とするトラック種目が並び、激動の逆転劇が始まる。 
400メートル障害を5787の大会新記録で制した三木汐莉は「思うように走れなかった」と不満気に言う。リズムよくハードルを越えていた前半だが、風向きが変わり中盤で詰まっていまったからだ。それでも最後まで先頭を譲ることなくゴール膝の痛みを抱えながらのレースとなったが、4位に入った後輩、山田実沙の存在も追い風となり1位を勝ち取った。
その後、800メートルで関西インカレに出場した同メンバーでワンツースリーを飾り、4×400リレーで33993の大会新で優勝した。
選手が高校生のときから指導してきた柿内部長は故障が多かった選手たちが調子を戻してきたことを明かした。試合後、横瀬主将は「11人がきちんとがんばっていたので結果もついてきたのだと思う。優勝できてうれしい」と14人みんなでつかんだ勝利に満面の笑みを見せた。
そして、9月9日から始まる日本学生陸上対校選手権では「昨年の3位以上の成績を」と意気込んだ。
 
 
65回西日本学生陸上競技対抗選手権大会(78日、西京極陸上競技場)

東大阪大
100
メートル(追い風1.7メートル)
三木汐莉(3年)1182 1
名倉千晃(1年)1219 6
200
メートル(追い風2.7メートル)
正垣知保里(2年)2458 1
名倉千晃(1年)2486 3
400
メートル
新宮美歩(3年)5425 1
上山美紗喜(2年)5553 3
吉田奈生子(1年)5572 4
800
メートル
新宮美歩(3年)2887 1位 
高橋満里(2年)2943 2
横瀬彩也香(3年)21052 3
1500
メートル
横瀬彩也香(3年)43365 7
400
メートル障害
三木汐莉(3年)5787 1位 大会新
山田実沙(2年)5987 4
4×100
メートルリレー
吉田・名倉・正垣・三木 4658 3
4×400
メートルリレー
吉田・新宮・上山・三木 33993 1位 大会新
やり投げ
佐藤友佳(2年)  1位 
49
メートル30
女子総合得点102点 1

【最優秀選手】
女子:三木汐莉