東大阪大 中京大に逆転総合優勝
西日本学生陸上対校選手権第3日目は7月8日、西京極陸上競技場(京都府)で行われ、トラック&フィールドの部において3日間にわたる全日程が終了した。各種目、順位順に点数が与えられ、それらの総合得点で西日本四地区大学別に競い合う団体戦。女子の部は、最終日、800メートルで新宮美歩が2分8秒87、高橋美里が2分9秒43、横瀬彩香が2分10秒52のワンツースリーフィニッシュする活躍などで、東大阪大が102点(トラック94点=1位、フィールド8点=10位)を獲得し、中京大に2点差で見事逆転優勝を飾った。
1日目は不安定な天候で選手らのコンディションに乱れが見られるも、最終日、東大阪大が得意とするトラック種目が並び、激動の逆転劇が始まる。
400メートル障害を57秒87の大会新記録で制した三木汐莉は「思うように走れなかった」と不満気に言う。リズムよくハードルを越えていた前半だが、風向きが変わり中盤で詰まっていまったからだ。それでも最後まで先頭を譲ることなくゴール膝の痛みを抱えながらのレースとなったが、4位に入った後輩、山田実沙の存在も追い風となり1位を勝ち取った。
その後、800メートルで関西インカレに出場した同メンバーでワンツースリーを飾り、4×400リレーで3分39秒93の大会新で優勝した。
選手が高校生のときから指導してきた柿内部長は故障が多かった選手たちが調子を戻してきたことを明かした。試合後、横瀬主将は「1人1人がきちんとがんばっていたので結果もついてきたのだと思う。優勝できてうれしい」と14人みんなでつかんだ勝利に満面の笑みを見せた。
そして、9月9日から始まる日本学生陸上対校選手権では「昨年の3位以上の成績を」と意気込んだ。
第65回西日本学生陸上競技対抗選手権大会(7月8日、西京極陸上競技場)
東大阪大
100メートル(追い風1.7メートル)
三木汐莉(3年)11秒82 1位
名倉千晃(1年)12秒19 6位
200メートル(追い風2.7メートル)
正垣知保里(2年)24秒58 1位
名倉千晃(1年)24秒86 3位
400メートル
新宮美歩(3年)54秒25 1位
上山美紗喜(2年)55秒53 3位
吉田奈生子(1年)55秒72 4位
800メートル
新宮美歩(3年)2分8秒87 1位
高橋満里(2年)2分9秒43 2位
横瀬彩也香(3年)2分10秒52 3位
1500メートル
横瀬彩也香(3年)4分33秒65 7位
400メートル障害
三木汐莉(3年)57秒87 1位 大会新
山田実沙(2年)59秒87 4位
4×100メートルリレー
吉田・名倉・正垣・三木 46秒58 3位
4×400メートルリレー
吉田・新宮・上山・三木 3分39秒93 1位 大会新
やり投げ
佐藤友佳(2年) 1位
49メートル30
女子総合得点102点 1位
【最優秀選手】
女子:三木汐莉
コメントを残す