決勝直前に降り出した雨。普段天候がレースに影響しないという三田だが、会場がざわつき「集中できなかった」という。それでも両サイドに並ぶ強敵中京大と序盤からほぼ横並びのレースを展開。激しく競り合うも負けを許し13秒96で3番目にゴールした。
 先月行われた日本学生個人選手権で13秒83をマークし、4月に更新したばかりの関西学生記録を塗りかえるなど好調を見せる中で、惜しくも優勝に届かなかった。不安要素は右足裏の怪我にもあった。今シーズンから違和感のある左太ももをかばっていたら逆足に影響したという。決勝一本に絞る策で結果を残したが、本人は「もっと点を稼ぎたかった」と苦笑い。

 目標はあくまで9月9日から始まる日本学生陸上対校選手権で3位までにはいること。「けっこう自信あります。ちゃんと落ち着いて走れば」と意気込んだ。