伝統の「関関戦」。まず関学が流れをつかむ。K堀本のFGで先制点をあげ、さらにQB前田龍二が自らエンドゾーンにボールを運びTDを獲得。第1Qに10点をあげる。関大も第2QにQB前田眞郷のTDなど計3つのTDで、21-17と逆転。第3Qは関大がFGを決め、24-17とリードを広げる。追いかける関学は、第4QにRB野が相手のタックルを受けながらもエンドゾーンに飛び込み、同点のTDを決める。

しかし、その直後のキックプレーに関大のWR木下が95ヤードのリターンTDを獲得。ビッグプレーで関大が勝ち越す。粘りを見せる関学は、WR梅本のTDで1点差に迫り、2Pコンバージョンで逆転を狙うも、関大ディフェンスが踏ん張り、得点を許さず。結局、関大が逃げ切って接戦を制した。

 
関学の
鳥内監督は「こっちのミスで負けた。
真面目に練習しないとしょうがない」と選手に奮起をうながした。一方、関大の板井ヘッドコーチは「試合には勝ったが、関学は主力を欠いて本気ではなかった。選手には気を緩めないでほしい」と勝利にも冷静に試合を振り返った。前田眞郷も「勝った負けたではない。それよりも自分たちのやれることができなかった」と試合内容に反省した。

●アメフト関西学生大会(5月26日・王子スタジアム)

  1Q 2Q 3Q 4Q
関大 0 21 3 10 34
関学 10 7 0 13 30