この催しは今年10月に開催される、第10回京都学生祭典へ向けての継続PRイベント「京園 まくなし!」の第4回として開催されたもの。今回は、実行委員会が活動を継続する中で交流のあった「京都ほっとはあと」の会員と協力しての運営となった。「京都ほっとはあと」では、9日にも同会場で雑貨や食品の出店を実施。実行委員会は、2日目であり最終日である10日を「京園 まくなし!」と位置付けて、催しの運営に関わった。  副実行委員長の原千尋さん(京都女子大・2年)は、今までにはなかった社会人や企業とのつながりを作りたいという実行委員会の企画を、中心となって進めてきた。当日は実行委員会が別に企画したボランティア活動もあったため、15人程度しかメンバーを登用できないなか、4会場にバランスよく配置した。「今回から運営に参加する子もいたりして、皆なかなかいい経験になるのでは」と、原さんは話した。その初の運営メンバーであり、実行委員会自体にも今月6月に入ったばかりという前川英輝さん(同志社・2年)は「こうして活動に貢献することで、どんどん仲間が増えてくれれば。早くなじみたいですね」と、今後の活動への意気込みを示した。  また、同会場には、「京都ほっとはあと」とのつながりから、東日本大震災の被災地へ、メッセージ入りハンカチで作ったモザイクアートを届ける企画を行う「京都産業大カスタネットチーム」が招かれ、2会場でブースを出店した。ブースでは、ジュースや京産大の写真部が撮影した写真を販売しながら、ハンカチにメッセージを書くコーナーや募金箱が設けられた。チームのメンバーである中村吉伸さん(京産大・2年)は、「今日はできるだけ多くの人のメッセージが集まってほしい」と、通りゆく人への期待を話した。