「実力が足りない」と同志社宮本監督語るように、早大との力の差を見せつけられた試合となった。

 開始1分早々に、早大の速さのある攻撃を決められた。「パニックになってしまった。」と振り返ったSH下平。前半は早大の速さのあるボール回しと、固いディフェンスにまったく対応出来きていなかった。オフェンス面でも、ミスによって敵陣に攻めようにも攻められず、0−45の大差で前半を折り返す。
 
監督はハーフタイムに選手へ、「自分たちのペースでやっていこう」と声をかけた。その声に背中を押されたのか、同志社は後半12分、下平が初得点を決める。続いて15分、中央ラックから左にパスを送り最後はWTB中村がトライ、20分にも、2年生CTB宮島が右隅にトライし、19−52。流れを引き寄せたかに思えた。

 しかし早大は相手に流れを渡さず、同志社の粗いパスのこぼれ球からスピードを生かした攻撃を決め続けた。同志社は追加点の機会をうかがうも、手の施しようもなく19−78の大敗であった。

「秋までには、もう少し振る切れるようになりたい」と話す監督は、昨年の全国ベスト8の実績を意識せず、ゼロからのスタートであることを強調した。リーグ開始までに、この差をどれほどまで縮めることができるか。課題は山積みである。
 

●京都ラグビー祭

同志社 19 0-45 78

早大 

19-33