科学祭は、理工学部同窓会学生部会の化学研究会、自動車技術研究会(EV部門・フォーミュラ部門)、電子計算機研究会、建築研究会、エネルギー研究会、ロボット研究会の7つの研究会が共同で主催するイベント。大学が果たす地域活性化の役割と社会貢献の一環として、2005年から小中学生を対象とした科学の展示を行っている。


会場では空気中の窒素と酸素の比率を図る実験や、光るうちわの工作などを体験することができ、各研究会の生徒が小中学生にもわかるようにやさしい言葉で説明を施した。また、会場最奥に設けられたステージでは10分おきに科学ショーが行われ、観客席からステージへ熱い視線が注がれた。


そのうち化学研究会による「魔法のメスシリンダー」のステージでは、メスシリンダー内の水溶液の色を次々と変化させる実験が行われ、子供たちは色が変わるたびに歓声をあげ拍手をするなど興味津々の様子だった。


 科学祭実行副委員長である宮田和志さん(理工学部・3年)は、「昨年の11月から準備を始めたが、普段研究している内容を子供たちにも理解できることばにするのは苦労した」と、次世代に科学の楽しさを伝える難しさを語った。

また、化学研究会のブースで実験を行っていた新村朱加さん(理工学部・2年)と比嘉恵さん(理工学部・2年)は、「学校の理科ではくわしく説明がないような分野だが、子供たちが実験を通して科学の楽しさを知ってくれたら嬉しい」と笑顔で話した。

 

【お詫びと訂正】5月24日時点まで以下の誤りがございました。関係者に多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫びし、謹んで訂正させていただきます。(報道局長:田中郁考)

 

【誤】
近畿大理工学部が主催するイベント「科学祭」が
理工学部に在籍する7つの研究会が
理工学部の化学研究会、……

【正】
近畿大理工学部および理工学部同窓会学生部会が主催するイベント「科学祭」が
理工学部同窓会学生部会に在籍する7つの研究会が
理工学部同窓会学生部会の化学研究会、……

【誤】科学祭実行委員長である宮田和志さん(理工学部・3年)

【正】科学祭実行副委員長である宮田和志さん(理工学部・3年)