京大 確実な節電へ道ひらく
松山教授の研究グループは、家電製品のエネルギー消費を情報機器によって監視・制御する「エネルギーの情報化」についての研究を2009年より進めている。その一環であるオンデマンド型電力制御システムは、電気機器のスイッチが入り稼働するまでの間に「電力マネージャ」を経由することで、設定された電力を超えて電気機器に供給させないようにする仕組みだ。機器が複数稼働中の場合にも、生活に支障の出ないようなリアルタイムの節電が行われるそうだ。 このシステムはマンションでの実生活実験の結果、瞬時的な消費電力と積算の消費電力の両方について、省エネ率に有効であることが証明された。松山教授らは、これからも電力消費の知的制御を用いた、さらなる省エネを実現するシステムの開発を進めていくという。
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