前半は、大きな動きのない展開となった。立命大は、引いて守りを固めた近畿大相手に攻めきれず、思うような攻撃が出来ない。悪条件のグラウンドで「ボールを失わないことに気を取られてしまった」と立命大・仲井昇監督。攻撃の形を展開できず、シュートまで持ち込めない状況が続いた。

後半、前半はなかなかボールを回せなかった立命大だったが、狙いとしていたサイドからの攻撃でリズムを作ると、60分。MF茂が左サイドから上げたクロスをFW坂本がヘディングを押し込み、先制。待望の得点を奪った。先制を許し、近畿大が徐々に攻撃を仕掛け始める。左サイドを中心にクロスを入れるなどシュートを狙いに行くが、最後のところで詰め切れない。そのまま立命大が1点を守り切り、試合は10で終了した。

前節に続いての連敗を避けた立命。試合後、仲井監督は「勝ったり負けたりと、うまくチームとして成績が出せていないので、勝ち点3がほしかった」と勝利に安堵した。しかし、次節は強豪・関大との対戦。「強豪の関大に対して、自分たちがどこまでやれるか。しっかりやっていきたい」と気を引き締めていた。

●関西学生サッカー前期リーグ第6節(5月3日・山城総合運動公園太陽が丘球技場で)

立命 1 0-0 0

近大

1-0
坂本 得点者