首位を走り続ける近大が好調を維持し、圧倒的な力を見せつけた。 

 この試合、「いろんな選手を使いたかった」という光山監督の考えで、スタメンからエースのサイド山近を外し、代わりに1年生サイド濱本を投入。近大は第1セットからサイド和中の素早いスパイク、濱本のサーブなどで点を重ねていき、25−19であっさり先取。続く第2セット、立命にやや押され始めるものの、途中から山近を投入し、また流れを掴む。その後も和中、濱本のスパイクやブロックで点を重ね、最終的に第2、第3セットを25−16、25−18で取り、近大が圧勝した。
 
 試合後、濱本は「(今日の活躍は)先輩らのフォローのおかげ。スタメンで1年生1人だけだったがとてもやりやすかった」と嬉しそうに話した。また、光山監督も「1年生がのびのびプレーできているのはチーム状態がいい証拠」とチームを振り返った。
 
 「今年は選手層が厚く、誰が出ても勝てる」とセッター小野主将が話すよう、エース抜きでも勝った近大。その圧倒的な戦力で首位を走り切れるか、今後の彼らに期待がかかる。
 

●関西大学バレーボール連盟男子春季リーグ第4日(4月29日・関西学院大体育館)
 

近大(4勝) 3 25-19 0 立命(1勝3敗)
25-16
25-18