前回リーグ4位の関大。「昨年からパスのタイミング、守備力の向上に力をあててきた」とゲームキャプテンのMF田中。だが、リーグ優勝を目標に掲げて練習してきた成果のすべり出しは、悔しい逆転負けであった。

 

 前半、両チームともチャンスの場面は多々ありながらも、シュートミスなどで無得点のまま試合を折り返す。試合を最初に動かしたのは、関大。後半30分、CKから途中出場のFW安藤がアシストした浮き球がフォアポストに流れ、DF寺岡が頭で合わせ先制点。

そのまま関大が押し切るかと思われた。しかし、びわこ成蹊大に後半34分、FKからの攻撃を決められ同点。

さらに後半44分、カウンターを決められ逆転される。関大は負けじとFW奥田を中心に、相手のゴールに猛攻する。最後まで攻める姿勢はかえなかったが、残された時間はなかった。

 

 「良いときもあれば、悪いときもある」ともどかしそうな表情で島岡監督は語った。

 

●関西学生サッカー前期リーグ第1節(4月7日・J−GREEN堺)

関大 1 0-0 2

びわこ成蹊大

1-2
75分 寺岡 得点者

79分 松田
89分 加藤