芸術を販売形式で身近に
「ISIT」は京都精華大の4年生を中心に、昨年の10月に設立。団体名は「なにそれ、なるほど」と目に留まるような作品を輩出したいということから、「Is it」をもじって名付けられている。現在は7人で活動しており、今回が初めての販売形式での展示会だという。
展示販売会のテーマは「Kara-S」にちなんで「烏」とし、絵画やシール、ポストカードに至るまで、カラスをモチーフにした作品が並んだ。見て楽しむ作品のみならず、絵画をプリントしたスマートフォンのカバーやストラップなど、日用になじんだ作品も売り出された。
ISITの代表である橘俊明さん(京都精華大・4年)は、将来的にこの団体での活動を本業にしたいという。「初めての会場での展示販売だったが、作品の金額設定についてお客さんの反応を見れてよかった」と手ごたえを話した。就職活動の傍ら、ISITの活動に春休みの期間全てを費やしたそうだ。「名は売れていなくても、こんなに素晴らしいアーティストがいるんだということを伝えたい」と、橘さんは意気込んだ。
ISITの次回の展示販売会は東京で開催予定。また、4月1日からは公式サイトも開設し、全国中でISITの作家の作品を購入できるようになった。橘さんは「もうすこし僕のような運営側の人数も増やして、発展していきたい」とにこやかだった。
※ISIT公式サイト:www.isit-gallery.info
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