新生龍谷大が若い力を中心に全員バレーで初戦を勝ち抜いた。サイド加藤主将、センター松崎、センター田井中と試合経験豊富なレギュラー3人をけがで欠く中の初戦。スタメン6人中3人が1年生だった。新スタメンで、練習試合すらしたことがなかったという。だが、川島監督の「加藤、松崎の出場は絶望的だが、全員バレーでやっていくのは変わらない」という言葉通り、チームはすでに気持ちを切り替えているという。
 
 第1セットをフルセットで取ったものの、「気が抜けていた」と川島監督が振り返った第2セットで甘いサーブやミスを連発。15−25の大差で取られてしまう。しかしその後はサイド宮井、センター古家後ら1年生コンビの強烈なスパイクで2セットを連取し何とか白星スタートを切った。
 
    川島監督は試合後、「今日は1年生がよく頑張ってくれて勝てた。ただし今後はもっとディフェンスをしっかりしていく必要がある」と引き締まった表情で話した。また、この試合唯一の4年生、サイド吉野は「今日は自分のプレーが全く出来ず、1年生に助けられた。今後も厳しい試合が続くだろうが、自分らのプレーがしっかりできたら勝てると思う」と反省しつつ、今後を見据えた。
 
   まだまだ怖いもの知らずの1年生中心の龍谷大。無限の伸びしろがある彼女らから目が離せない。

●関西大学バレーボール連盟女子春季リーグ(4月8日・兵庫県立総合体育館)

龍谷大(1勝) 3 26-24 1 大体大(1敗)
15-25
25-17
25-19