初出場の緊張からか、硬くなった前半。札幌大の堅い守備になかなかボールを繋げず、本来のプレーが出せず苦しむ展開に。前半37分にはPKを与え、先制を許してしまう。1点のビハインドを負って迎えた後半。ハーフタイムに「最初の15分で結果を出せ」と望月監督に喝を入れられた同志社イレブンは見違えるプレーを見せる。後半開始早々、FW辻のゴールで試合を振り出しに戻すと、積極的な攻撃を仕掛け次々にチャンスを作り出す。「前へ、前へ、といった意識が選手たちに出てきた」と主将のMF早坂。後半27分にまたもFW辻がゴールを挙げると、44分にはMF村上がハーフライン付近から鮮やかなミドルシュートを決め、駄目押しの3点目。31で逆転勝利をおさめ、初戦を突破した。

  2得点を挙げ、勝利に貢献したFW辻は「ハーフタイムで悪い流れが断ち切れた。ゴールはみんなのおかげ」とコメント。9年ぶりに復帰した全国の舞台で、まずは1勝。8強進出を果たした。

全日本大学サッカー選手権大会1回戦(12月18日・鴻巣市立陸上競技場 )

同志社 3 0‐1 1

札幌大

3-0
辻2
村上
得点者

福永