悲願の国立へ関西最強の王者が王手をかけた。

関西リーグを全勝で終えて迎えた選手権1回戦。圧勝とは言えないものの、関西でもみせた強力なBK陣がこの試合でも全ての得点を奪った。関東勢のFWに対抗する天理大のスピード。この試合でも存在感をいかんなく発揮した。

開始1分でCTBバイフがトライを決めた天理大。続けて4トライを奪い、一気に流れを掴む。天理大は後半に点差を徐々に詰め寄られるも、WTB宮前、CTBバイフなどのBK陣で点差を広げる。BK陣が計7トライを奪い、1回戦を突破した。

リーグ戦から目標に掲げて来たベスト4。し かし、鋭いタックルに強力なFW。関西では味わうことのできない強さに、今季初めて後半の得点差が10−12とリードを許した。そんな中でも、小松監督は「ウチらしいトライが取れていた」と関東のチームを相手に確かな手応えを感じた。

苦しみつつも、2回戦に駒を進めた天理大。天理大らしい素速い攻撃は関東にも十分通用した。次の相手は選手権に14年連続出場の伝統校、慶大。「この1年間、2回戦に勝つためにやってきた」とSO立川主将。国立競技場でプレーできるベスト4まであと1勝。この試合での反省と収穫を活かし、自慢のスピードで2回戦を突破する。

●第48回全国大学ラグビーフットボール選手権大会1回戦

天理大 39 29-7 19

法政大

10-12

 

 同志社  49 27-7 17

大東文化大

22-10