学生が運営・企画するNPO法人ドットジェイピーは一人でも多くの人に政治を身近に感じてもらい、若年者投票率の向上を目指して活動している。会場には議員ごとのブースが設けられており、15分一回の座談会を6回実施し一人でも多くの議員と話せるようになっている。参加した学生はそれぞれ話をしたい議員のブースへ足を運び、率直に意見をぶつけ語りあった。

参加した寝屋川市市議会議員の上田健二氏はインターンシップの受け入れは初めて。「大学生と関わって一緒にさまざまな問題を考えていけたら」といい、学生の目線に立ち政治について話した。会場を訪れた井藤美咲さん(同志社・1年)は「堅苦しい感じがしなくて良かった。この人の元でインターンを受けたいという人が見つかった」と話す。同じく土山真智子さん(関大・1年)は「同じ質問をしても維新の会と自民党の議員で意見が全く違って面白かった。いま政治が熱いのでぜひ春休みに(インターンシップに)参加したい」と声を弾ませた。

議員インターンシップは大学生を対象に夏休みと春休みの期間を利用して行われている。この交流会は学生に政治を身近に感じてもらうため、インターンシップ前に政治家と直に会話しインターン参加のきっかけに一役買っている。例年は京都会場と大阪会場の二日開催だが今回は大阪での一日開催となった。スタッフによって大学ごとに説明会も開催されており、学生の集客に力を入れている。

ドットジェイピー関西支部代表の眞岡美海さん(関大・3年)は、発展途上のインターンシップを最高品質にしていくため活動している。「(活動に対して給与は発生しないけれど)その対価として皆の学びの場であるべき。それを継続して続けていきたい」と今後に向け意欲的だ。また先日の大阪のダブル選挙の際に制服姿で投票啓発活動をしたSNK27について触れ「入り口はどこでも、政治に関心を持つものが別の形で作られたと思う」と活動の成果を語った。