地下鉄東山駅から歩いてすぐの場所にある古川町商店街は、18時を過ぎて街灯が照らし出す頃にも通勤や通学での人通りが目立つ。今回、大阪大大学院や京都嵯峨大の学生らが、店舗への聞き取りなどを行い閉店後に閉めたシャッターに商店街の紹介映像を映し出した。

 映写機から流れる映像にのせ、日も暮れて静かになった商店街に陽気なメロディーも流れ通行人の中には足を止め映像に見入る人もいた。
 2009年に「まちづくりコンペ」で賞を獲得したことが制作のきっかけ。企画メンバーの中村太一さん(阪大・修士課程)は「(建築の勉強をしているので)レトロな建物は魅力的に感じます。でも映像の制作は単純に難しかったです。この商店街のことをもっと知ってほしいですね」と話した。