岡崎グラウンドでは、環境問題などに取り組んでいる企業や学生団体が一堂に会する博覧会「KYO-SENSE博」が開催された。京都女子大、現代社会学部の蒲生ゼミのメンバーは、ゼミでの研究成果を発表するブースを展示。再生可能エネルギーというテーマから、割り箸や折り紙を使い、子供から大人まで楽しんでもらえるクイズゲームが行われた。ゲームの他にも、訪れた人々に本物を見て頂きたいという思いから、ソーラーパネルを企業から借りて見えやすい位置に置いてあるほか、エネルギー問題について書かれた画用紙が貼られていた。クイズゲームに参加した左京区在住の望月晃陽くん(9)は「1番は簡単、2からいきなり難しくなってビックリした」と話した。ゼミのメンバーの一人、竹内絵梨子さん(京女大 ・4年)は「興味を持ってやって、答える人が多い。エネルギーに対する知識も思った以上にあるようだった」と目を細めた。岡崎グラウンドでは、ほかに「京炎 そでふれ!」の衣装を実際に着ることができるなど、祭典名物のオリジナル創作おどりをさまざまな形で体験できる企画も開催された。
 また、そでふれが行われている神宮道を挟んで岡崎グラウンドの向かいにある岡崎都市公園などでは、飲食点を中心としたブースが出展された。日本人学生のみのブースが目立つなか、外国人留学生も運営にかかわるブースを集めたコーナーも設けられた。京大の学生が中心となってチュロスなどを販売していたブースの留学生で、カナダ人のマシュー・チャンさん(京大・3年)は、「ごみ箱などが整備されていて、とてもきれいだった。カナダには一つの街一つしか大学がない場合が多いので、たくさんの大学が合同で開催しているところをみて、とても興味深く思った」と異国の学生祭に目を輝かせた。