前半、両チームとともに相手ディフェンスを前に進められない。第1Q 、立命はランでゲインしようとするも京大の強固なディフェンスがそれを許さず、ロスが目立つ。パントやFGのミスもあり、攻撃のリズムを作り出せなかった。一方、京大は普段QBの今村をレシーバーの位置に置き、立命ディフェンスを翻弄するが立命もこれを阻止。第2Qでは両チームのランがあと一歩のところまでゲインするも、最終的にはTDならず。前半、唯一K佐伯がFGを決め、前半を3−0とリード。

  第3Q、立命は京大ディフェンスにうまく対応した。立命のRB井上が果敢に京大ディフェンスをかわし、チャンスを広げていく。QB谷口が負傷のため退場となる中、TB北川が残り7ヤードを走り切り、渾身のTD。佐伯もTFPをしっかり決め、京大を突き放した。後半開始から立命は京大オフェンスの揺さぶりに対応し、うまくまとめはじめる。前半に苦しんだ相手オフェンスの揺さぶりをきっちり抑え込み、ディフェンス陣は試合終了まで京大に得点を許さなかった。

   
  試合後、米倉ヘッドコーチは「勝ったことがすべて」と今日の試合について切り出した。次の対戦相手でもある関西大については「今のままでは勝てる力がない 2週間で次の試合に向けてやっていくしかない」と選手たちの日々の進化を期待する。これまで大量得点で勝利をものしてきたが、残りの試合も今日のようなロースコアの接戦が予想される。

 

●関西学生アメフトリーグ第5節2日目(10月30日・西京極陸上競技場)

  1Q 2Q 3Q 4Q
立命 0 3 7 0 10
京大 0 0 0 0 0

 

  1Q 2Q 3Q 4Q
甲南大 7 0 3 7 17
龍谷大 0 0 0 7 7