最終戦を白星で飾った。序盤から点の取り合いとなったこの試合。関学持ち味の強力な打線で乱打戦を勝ち抜いた。逆転された3回には3番萩原、4番松浦が連続適時打を放ち再逆転し、1点差に迫られた8回には救援した飛嶋と主将の越智が連続適時打を放ち3点差まで引き離す。最後は飛嶋が1点を取られながらもきっちり抑え、昨年の秋季リーグにつづく3位でシーズンを終えた。

「今日の勝ちは大きい。Aクラスで終われた」と話した清水監督。決して楽なシーズンとは言えなかった。初戦となった第2節の関大戦では惜しくも3戦目に破れ、第6節の同志社戦では0−11と大敗も喫した。京大戦を除く全ての組み合わせで3戦目までもつれた今季の関学。昨年の秋季では飛嶋、蒔野の投手の二枚看板が大車輪の活躍だったものの今年は精彩を欠き、打ち込まれる場面も見られた。そんな中でも「取られたら取り返す」(清水監督)という姿勢で打線が踏ん張り、Aクラス入りを手にした。

●関西学生野球秋季リーグ第7節3回戦(10月17日・皇子山球場)

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
近大 0 0 2 0 0 0 1 1 1 5
関学 0 1 3 0 0 0 0 2 X 7

【近大】●松田、横田、小出、西、森田、中後−山本優
【関学】○蒔野、ボイラン、飛嶋−山崎裕