降りしきる雨の中行われたこの試合。立ち上がりからお互い譲らず決定機をつくることができない。試合が動いたのは後半だった。50分、大体大にFKをゴール左隅に決められる。欲しかった先制点を許してしまい、インカレに向け勝ち点を積み重ねたい同志社にとって苦しい試合展開となった。

しかしその4分後にスルーパスに抜け出したMF東矢からのパスをFW辻が落ち着いて流し込み同点。「(相手は)雑なプレーが目立っていた。勝手に崩れてくれた」と主将のMF早坂。同点に追いつかれ焦りが見え始めた大体大のゴールを立て続けに襲う。70分には再び辻が決めて勝ち越し。辻が「点を取ってうれしかったが、失点しないように切り替えた」と話したように最後まで集中が切れることなく大体大を封じ込め、勝ち点3をもぎ取った。

残りの試合に向けて早坂は「前期から苦しみながらやってきているので(昨年と比べて)過信することはない。ブレずにやっていきたい」と気を引き締めた。

●関西学生サッカー後期リーグ第4節(10月15日・山城総合運動公園太陽が丘陸上競技場ほか)

同志社 2 0-0 1

大体大

2-1
辻2 得点者

馬場

 

立命 0 0-2 2

桃山学大

0-0
  得点者

道上
斎藤

 

関大 1 1-0 2

びわこ大

0-2
片岡 得点者

湯田
松田