第1Q、QB谷口の先制TDに続き、RB井上とWR宜本がランで相手ディフェンスの隙を突きTD。立命は確実に得点を重ねていった。チームに勢いがついてきたと思われた第1Q終了間際、神戸大にビッグリターンを許し、神戸大のRB大仲にTDされる。しかしその直後のTFP時に、ブロックしたDB田中が90ヤードものリターンでTDし、相手に流れを譲らなかった。

第2、3Qにおいてもオフェンス陣は攻撃の手を緩めず、パスとランを組み合わせて神戸大のディフェンスを圧倒した。谷口のパスを起点に攻撃を展開し、宜本やWR頓花のTDでチームの攻撃リズムを保った。ディフェンス陣はじわじわと攻められるが、ラインを中心に堅い守りで仕事をこなした。第4Qでも神戸大の反撃をかわし、チームも4連勝となった。

 
圧勝にも試合後、米倉ヘッドコーチは「8,9割のプレーはできているが、本気で取り組んでいればこんなものではないはず」と難色を示した。また、次に控える京大戦に向けては「ここからが勝負、一切ここまでの点差は関係ない」と厳しくコメントした。LB名倉主将は「(京大、関大、関学の三連戦について)内容より結果だと思う」と語った。残り三連戦は特にひとつのミスも許されないことになる。チームの真の強さが今一度試されるだろう。

●関西学生アメフトリーグ第4節1日目(10月15日・王子スタジアム)

  1Q 2Q 3Q 4Q
立命 21 23 14 20 78
神戸大 0 6 0 0 6

 

  1Q 2Q 3Q 4Q
関学 28 21 14 17 80
甲南大 0 0 0 0 0