近都真侑さん(近畿大・5年)
今年で3回目を迎えるこのイベントには「チャリティーとエンターテイメントと音楽の融合」をテーマに、ミスコンや関西の有名おかまバーによるショーなど様々な企画が盛り込まれている。また今回はチャリティーとして、黒字が出た分は直接被災地に届けるという。近都さんはゴールデンウィークと夏休みに被災地に出向き、現地の凄惨さを肌で感じた。「楽しいイベントを通して、少しでも伝わるものがあれば」と語る。近都さんと友人がイベントの準備を始めたのは7月。学部の友人や後輩に声をかけてスタッフを集めた。短期間でイベントの企画から運営までこなすのは、多くのイベントを手がけてきた経験のなせる業だ。
近都さんはこれまでもさまざまな団体で 活動し、イベントを開催してきた。ミスコンから医療ビジネスコンテストまで多岐にわたる。きっかけは人づきあいやその場のノリも多いというが「ワクワクすることをしたい」という気持ちは常に持っている。多くの人に出会い、刺激を受ける度に考え方は変化してきたが、この思いだけは変わらない。団体、イベントに関わる時は自分がワクワクするかどうかを最も重視してきたという。「何かを伝えたいとか、偉そうなことは思わない。自分のワクワクがお客さんに伝わったらいいなという気持ちでやってます」。
小学校の時から「気になった事はすぐ聞いていた」という近都さんは、イベントを立ち上げるノウハウも先輩から積極的に学んだ。「やるかやらないかですよ。誰だって積極的になれば何でもできると思います」と話す彼が次に目指しているのは起業だ。大学入学当初から目標としていた、医療ITサービス関連会社の起業を考えている。「みんなが健康に安心して暮らせる社会になったらいいですね」と語った。
コメントを残す