龍谷大 接戦制し2位キープ
セッター日隈主将がいない中、龍谷大が奮闘している。プレーヤーの中でたった1人の4年生としてチームを引っ張ってきた主将が、リーグ開始1週間ほど前から髄膜炎で入院。今もリハビリ中だということだ。
そんな中迎えた第1セットでは、レシーブやスパイク、トスのミスが目立ち落としてしまう。しかしセンター松崎のクイック、サイド加藤のスパイク中心に龍谷大も徐々に流れを掴み、フルセットまで持ち込む。「フルセットになればうちは強い」という監督の言葉通り、サイド吉野のスパイクを中心にこの最終セットを15-10でものにした。
日隈の代わりに加藤が代理主将を務める新体制。日隈の入院が決まり、3年生で話し合ったという。「一人ひとりが自分の役割を決め、それに各々が徹する。そうした形でチームを引っ張る」と吉野。監督は「日隈がいないことで戦力は半減している。だから全員が一戦一戦、最低でもMAXの力を出す。泥臭くでも勝っていきたい」と話した。苦しいチーム状況ではあるが、それでもここまで5勝1敗という好成績。「日隈さんのためにも絶対に優勝したい。絶対にです」という加藤の力強い言葉は、コートにいない主将のために燃える龍谷大の象徴。彼女らの目には、4連覇しか見えていない。
●関西大学バレーボール連盟女子秋季リーグ(9月24日、神戸学院大体育館)
龍谷大(5勝1敗) | 3 | 25-23 | 2 | 大国大(2勝4敗) |
20-25 | ||||
26-24 | ||||
23-25 | ||||
15-10 |
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