第3節まで連敗中だった関学。崖っぷちで迎えた3戦目。

先発の蒔野が立ち上がりを狙われ、3回に立命に1点を先制される。しかしその裏すぐに4番萩原が左前適時打を放ち同点に。続く4回には2番籾山が勝ち越しの適時打を放ち2−1。その後は蒔野がストレート中心の粘り強い投球で、1点のリードを守りきり完投勝利を挙げた。

蒔野の完投勝利に、清水監督も「本来のピッチングをしてくれた。よく投げてくれたね」と笑顔。
春は痛めた右膝の影響で思い通りの投球が出来ずにいた蒔野。だが、秋に向け基礎体力作りを徹底し、膝も回復したことで9回を投げきることができたという。

「チームが負けられない状態なので、僕が投げる試合は勝ちたいですね」。
先発陣が復調してきた関学。左腕のエースがチームを救う。

●関西学生野球秋季リーグ第3節3回戦(9月17日・南港中央球場)

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
立命 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1
関学 0 0 1 1 0 0 0 0 × 2

【立命】●徳山、井奥、工藤−山村
【関学】○蒔野−山崎裕