両者とも無得点のまま迎えた延長11回。関学が相手の失策から1点を奪い接戦を制した。
 
  関関戦2戦目は昨日に続く連日のサヨナラ試合となった。関学先発の蒔野は 「調子はよかった。ピンチでも根気強く投げられた」という言葉通り10回まで投げ無失点と好投。しかし打線がつながらず、無得点のまま延長に突入。試合が動いたのは10回。関大3番中園に3塁打を打たれ無死3塁のピンチを迎える。 しかし、サード萩原の好守で乗り切り、続く11回から登板したボイランがこの回を無失点に抑えた。

 そして11回裏の攻撃。 二死1、2塁のチャンスで打席には檪浦。 「次につなごうという気持ちで打席に入った」という檪浦が右前安打を放った。この間に飛び出した三塁走者が相手の失策を誘って1点を奪い、見事サヨナラ勝ち。 これで関関戦は一勝一敗となり勝負の行方は明日に持ち越された。
 
  清水監督は、「蒔野を含め、守備がよかったから得た勝利」と試合を振り返り、10回に好守を見せた萩原は「みんな疲れているが気持ちを切り替え、勝つことだけを考えて次の試合に臨みたい」と意気込んだ。

●関西学生野球秋季リーグ第2節2回戦(9月10日・阪神甲子園球場)

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
関大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
関学 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1x 1

【関大】吉川、●山本−矢野
【関学】○蒔野、ボイラン−山崎裕
 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
京大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
立命 1 0 2 0 3 0 1 0 × 7

【京大】●田中英、小野輝、橋本−小野太
【立命】○工藤、山田、小松−山村