ユニフェスひょうごが地域の祭りを企画
競技場のフィールドに敷き詰められた青々とした芝生。アスリートたちの真剣勝負の場所が賑やかな夏祭り会場に大変身だ。UNIVER祭ではユニバー記念競技場を一般に開放し、地域の団体や大学生による参加型のステージ企画の他、盆踊りや飲食屋台など夏祭りの定番行事が行われた。当日はレジャーシートを広げる家族連れなど幅広い年代の人の姿が多く見られ、それぞれが夏の夜のひとときを楽しんでいた。
UNIVER祭を企画したのは兵庫県内の大学生が中心となって活動している学生団体ユニフェスひょうごだ。ユニフェスひょうごは主に兵庫県内を中心にチャリティーなどさまざまなイベントを開催している。そしてUNIVER祭は彼らが手がける最も大きなイベントで、それを地域に根付かせることを目標に、春から地域の人々や行政と一緒になって準備を進めてきた。そんな思いから当日のステージ企画も参加型のものが多くを占めた。特によさこいの演舞披露では踊り手だけでなく観客も一緒になってよさこいを踊り、リズムに合わせた手拍子が会場を包んだ。訪れた人からは「小さな子どもや家族で楽しめた」といった声が聞かれた。
5時間にわたる祭りの最後には花火が打ち上げられた。夜空に浮かぶ色とりどりの大輪は儚く消えてゆき、空は再び暗闇に包まれる。ユニフェスひょうご代表の中野翔太さん(兵庫県立大・4年)は「この活動を続けてきてよかった。来年はもっと多くの企画ができたら」と振り返った。
コメントを残す