工藤悠河選手(立命館大・2年 硬式野球部) 「目標は150キロ」
細身の身体をめいいっぱい使ったフォームで剛速球を投げ込んでいく工藤選手。主にリリーフとして、最速148キロの直球と鋭いスライダーを武器に今年の春季リーグでは3勝をあげた。2年生ながらチームに欠かせない選手となっている工藤選手にお話を伺った。
−野球を始めたきっかけは何でしたか?
工藤 小学1年生の時から始めました。親が野球やってたんで。シニアリーグに入っていました。当時からポジションは投手でしたね。
−立命館慶祥高校に進学し、3年の春には北海道大会で優勝するも、最後の夏は初戦敗退でした。
工藤 春に全道大会優勝して、(実力的には)甲子園が見えていただけに悔しかったです。卒業後は関東の大学でプレーしたかったんですが、縁がなくて。
−工藤選手の長所と課題を教えてください
工藤 長所はストレートですね。高校時代から見ると一番伸びたと思います。目標は150キロですね。ちょっと太ったっていうのが一番影響していると思います。今体重が74kgあります(1年の秋は66kg)。高校の時が60kgくらいだったので。逆に課題はコントロールとスタミナですね。高校の時の記事とかにはコントロールがいいと書かれたりしたこともありましたが、自分の中ではまだまだです。やっぱり勝てる投手になりたいです。どんな状況でも抑えられる投手になりたいですね。
−これまでの野球人生を振り返ってどうですか?
工藤 できすぎてます。野球をやっていてしんどかった時期はないですね。大きなけがもなくやらしてもらっているので。あ、でも高校1年の時、一回頭をけがしたんですよ。1年の5月にブルペンから逸れたボールが頭に当たって。結構あぶなかったです。一か月入院して、死ぬか死なないかくらいのケガでした。復帰したのが9月くらい。リハビリは結構かかりましたが、後遺症はなく今も特に問題はないです。
−最後に工藤選手にとって野球とはなんでしょうか?
工藤 僕は野球がなかったら普通というか、落ちこぼれな人間で。今は野球がすべてみたいな感じですね。野球のない生活って考えられないです。
−ありがとうございました。
くどう・ゆうが●1991年10月25日生まれ。北海道出身。179cm74kg。立命館慶祥高では、甲子園出場はないものの3年春に北海道大会優勝。その後立命に進学し、1年秋からリーグ戦に出場。2年春までのリーグ通算成績3勝4敗。
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