ジャズで関西から日本を元気に
21回目の開催を迎え恒例の行事として楽しみにしている人も多い。4月から関西各地で宣伝ライブが行われてきており、フェスティバルへの関心は学生にとどまらない。13時の開場を前に長い行列がつくられ、強い日差しの中多くの人が足を運んだ。奈良から毎年見に来ているという夫婦は「プロの演奏も良いけど、学生のビッグバンドは勢いがあるので楽しみにしてきた」と演奏を待ちわびる様子で話す。
2日目には、実行委員長の石田真奈美さん(大阪大・4年)は演奏前に壇上に浴衣姿で登場し、「学生の力で関西から日本を盛り上げたいと思います」と挨拶し、会場を盛り上げた。フィナーレには参加バンドの全メンバーが登場。会場が激しい音に包まれ学生らと観客の一体感を生み出した。
◯大阪大 The New Wave Jazz Orchestra
上馬場雄介さん(阪大・3年)
「トップバッターだったので、バラードを挟みつつも盛り上がる曲構成を考えた。お客さんの反応が良く、こちらも演奏を楽しめた。8月の山野ビッグバンドジャズコンテスト前に、こういった大きな舞台で演奏できるのは最後。本当に貴重な機会を頂きました。これからも熱い演奏をお届けしていきます!」
◯関西学院大 K.G.Swing Charioteers
喜田一央さん(関学・4年)
「みんな緊張するかなと思ったけど、いつも以上の演奏ができたと思います。関学生だけのバンドで仲のよさがうりなので、それがパフォーマンスにも出ていれば」。
◯龍谷大 JAZZ Bird Orchstra
池野由紀恵さん(龍谷・3年)
メンバーのほとんどが女性のJazz Bird Orchestraは男性に負けないパワフルさが持ち味。バンド結成した2月からこのイベントのためにずっと練習してきた。「去年よりずっと楽しめた。100点満点です」と笑顔を見せた。
◯Girls Band
藤川結華さん(阪大・3年)
「『ギャルバンらしく、かわいく元気にいこう』とみんなで話し合いました。お客さんもそのギャルバンらしさに反応してくださったので成功かなあと思います。様々な大学から集まって練習するのは大変でしたが、ジャズを通してこのメンバーたちとつながりをもてたことがうれしいです。楽しかった!」
◯立命館大 R.U.Swingin’ Herd Jazz Ensemble
島田航さん(立命・3年)
「去年は初めての人が多かったから頭が真っ白でしたけど、今年は楽しく出来ました。OBの方も来てくれてましたし、リズム体とかピアノとか僕たちだけのスイングを聞いてほしかったです」。
◯天理大 ALS Jazz Oechstra
岡本健太さん(天理・4年)
ALS Jazz Orchestraはキレ味を重視した迫力のある演奏を披露。客席からは自然と拍手が巻き起こった。「客席の反応が良くて気持ちよかった。練習はメンバーが揃わず苦戦したが、今日は最高の出来です」と話した。
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