大商大の成長が伺えた。春季リーグでは4位という結果で終わり、チームで反省会をした。その時にフォーメーションを変えることが決定。今までレフトのポジションだった田中主将がライトへ、ライトのポジションだった中河がレフトへ移行した。新チームになってからのポジション変えは初めて。田中は「しっくりきている」と手ごたえを感じている。 
 愛知学大との準々決勝では、第1セット序盤から相手の3枚ブロックをかわす田中などのフェイントで得点を量産する。しかし第2セットをとられ、セットカウント2ー1で迎えた第4セット。センター線を上手く絡めた攻撃で粘る相手を封じ込め、最後は田中のスパイクで勝利を収めた。 
 試合後、「センターを意識して(トスを)あげた」とセッター三田村。それが勝敗の分かれ目となった。三田村は春季リーグの上位リーグからスタメンを外されていた。「勝負に勝てないことで気持ちがやられた」。トスも思うようにあがらなくなったという。気持ちの切り替えができ、今大会で久しぶりにスタメンに復帰。「この大会にかけていた」と三田村。練習中は、Bチームのセンターが器用であったことからよくセンター線の練習をしていた。その時の練習が活かされたのが、今回の試合だった。 
 26日は準決勝と決勝が控えている。田中は「チームも徐々によくなってきている。優勝するしかない」と意気込んだ。

●第37回西日本バレーボール大学男子選手権大会3回戦(6月25日・兵庫県立総合体育館)
 

大商大 3 25-14 1 関学
25-21
24-26
25-21
 

●準々決勝
 

大商大 3 25-17 1 愛知学大
23-25
25-19
25-22