龍谷大 ストレート勝ちで首位守る
強い龍谷大が復活した。5月5日の大国大戦ではセットカウント1—3で負けを喫した龍谷大。同じ相手に2度も負けるわけにはいかない。「この1週間、ずっと(今日の試合のことを)考えていた」とサイド吉野。川島監督も「落ちるところまで落ちたから、上がるしかない」と、開き直って試合に臨んだ。
第1セット序盤はサーブカットの乱れやスパイクアウトになる場面が多く、なかなか波に乗れない。しかし、それでも相手に離されることなく食らいついた。「いつもは立て直せなかったけど、今日はみんな攻めていた」とセッター日隈主将。第1セットをもぎ取ると、続く第2セットでは勢いに乗り序盤から4連続得点をあげる。
そして中盤、ついにセンター松崎がコートに呼ばれた。絶対的なセンターとしてチームを支えていた松崎だったが、昨年9月に前十字靱帯を損傷。長いリハビリ生活を終え、久々にコートに帰ってきた。大国大の粘り強いレシーブに対し、一瞬で相手の動きを止めてしまうようなクイックやブロードで圧倒し、チームもさらに勢いづいた。第3セットも苦しい場面での吉野とサイド加藤、そして松崎の活躍によりストレート勝ちを収めることができた。
試合後、加藤は「いつもは逃げ腰だったけど、今日は挑戦者の気持ちでがむしゃらに戦った」と自らの成長を噛みしめた。
松崎は「久々の試合ですごく緊張した」と振り返る。まだ調子は戻っていないが、これからに期待がかかる。
5月22日には優勝決定戦が控えている。龍谷大は3連覇がかかる試合だ。日隈は「今日みたいに、強気で戦いたい」と意気込みをみせた。
●関西大学バレーボール連盟女子春季リーグ(5月15日、龍谷大体育館)
龍谷大(7勝2敗) | 3 | 25-23 | 0 | 大国大(5勝4敗) |
25-20 | ||||
25-19 | ||||
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