●関西学生サッカー前期リーグ第6節(5月5日、高槻市立総合スポーツセンターほか)
◎立命 3得点で快勝
 関西学生サッカー前期リーグ第6節立命館大—びわこ成蹊スポーツ大が5月5日、高槻市立総合スポーツセンター(大阪府)で行われた。立命がDF藤原のゴールなど3得点をあげ、3−0で快勝した。
 相手は前節、阪南大に4失点と大敗しているびわこ大。「ボールを回してくると思っていたがそんなことはなかった。怖さはなかった」と主将のMF藤田。中盤で思うようにボールが回り、前半から立命ペースで試合が進む。そして前半27分、FKからDF藤原広のヘディングシュートで先制する。

 このまま勢いに乗り攻め続ける立命だったがなかなか決められない。そんな状況を打開したのはMF淵本だった。後半26分、FKからFW坂本がヘディングで落としたところを淵本がループ気味のシュートを放ちゴール。35分には坂本のグラウンドパスをMF村上が落ち着いて決め、勝負あり。
 終わってみればびわこ大のシュート数は3本。何も仕事をさせず無失点で終えた。次節は首位の関大。DF陣が失点0で抑え、いつもの攻撃力を発揮すればおのずと勝利は近づいてくるだろう。

◎同志社 前節の鬱憤はらす
関西学生サッカー前期リーグ第6節同志社大—姫路獨協大が5月5日、高槻市立総合スポーツセンター(大阪府)で行われた。同志社が控えのMF堤の得点など2−0で快勝した。
 「前節勝ちきれなくてチームとしての雰囲気が悪かった」と主将のDF早坂。下位のチームとの2連戦。今回は勝ち点3を落とせなかった。前半から相手DFへの素早いプレスをかけボールを奪い、中盤を完全に支配した。
前半8分、MF東矢のパスを受けたFW石津がペナルティエリア中央付近からグラウンドのシュートを放ち、それがゴールに吸い込まれる。その後も東矢を中心にサイド攻撃を展開し、追加点を狙いにいく。後半14分、交代したばかりMF堤が豪快に右足を振りぬき2点目。「FWが1点取ってくれてチームとしてまとまりがでた」と早坂が話すように2点が決まった後、攻め込まれる時間帯があったが失点することはなかった。
次節も下位の大産大。連戦の中、疲れはあるだろうがここで勝ち点3をもぎ取らなければ後々苦しくなる。チームが一丸となった今、同志社の本当の力が試される時だろう。