大商大 チーム力で掴んだ勝利
まさにチーム力が試された試合だった。4戦全勝と波に乗る近畿大を前に、もう1試合も落とせない大商大。「みんな今日が山場だということは分かっている」と、試合前はあえて何も言わず、普段どおりに接したという中嶋監督。選手一人一人が気を引き締めて試合に臨んだ。
第2セットは落としたものの、拾って繋ぐ大商大のバレースタイルで第1、3セットを見事ものにする。そしてセットカウント2−1で迎えた第4セット。中盤で7点差をつけるも、近畿大も粘りをみせサイド田中主将やサイド中河のスパイクなどが相手ブロックにシャットダウンされる。そのまま悪い流れにながされ、相手に痛い4連続得点を許してしまう。
しかし、ここで終わる大商大ではなかった。「(トスを)もってこい」。どんな2段トスになろうとも田中が叫ぶ。リベロ瀬川も「決めろ」とスパイカーを後押しした。それに応えるように田中のスパイクやブロック、「ブロックでチームに貢献したい」と話すセンター河戸の連続ブロックが決まり、近畿大を一気に突き放した。試合後、「チームでなんとか勝ちにいった」と田中。チームが一つになり、山場をくぐりぬけることができた。
今日の試合でまた一つ課題がみえた。田中は「簡単なボールをぽろぽろ落としていた。もっとボールを拾って攻撃につなげていきたい」と話した。
・関西大学バレーボール連盟男子春季リーグ(4月24日・大阪商業大体育館)
大商大(4勝1敗) | 3 | 25-15 | 1 | 近畿大(4勝1敗) |
18-25 | ||||
25-22 | ||||
25-19 | ||||
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