「練習してますから」。試合後、笑顔で語った川島監督。過去最多の優勝経験を誇る相手にも負ける気はしなかった。日頃の練習に裏打ちされた自信は揺るがない。龍谷大の理想のスタイルはブロックとレシーブとの連携。練習の時から連携を中心にやってきた。目指す連携がこの試合で見事に成功した。

練習の成果が現れたのは第2セットからだった。第1セットは単純なミスから何度もセットを落とすピンチを迎えたがもぎ取った。第1セットを取り、勢いに乗った第2セット。レシーブとブロックの連携がかみ合った。第2、第3セットを連取し、勝利した。

この練習の成果を試す機会は少なかった。3月の大震災で練習試合の予定が白紙になった。しかし、それにも動揺はない。「(試合が出来る)関西は幸せ」と語る日隈主将。試合が出来る幸せをかみしめながら、連覇を目指す。

●関西大学バレーボール連盟女子春季リーグ(4月16日・龍谷大体育館)
 

龍谷大(2勝) 3 30-28 0 武庫女大(2敗)
25-10
25-14