企業のトップが学生にエール
この講演には、のべ750人の学生・社会人が企業のトップ2人の話を聞くために集まった。自身の経験を交えながらの講演で、牧野氏は、これからの日本で生きるために何をすべきか?というテーマで、参加者に熱く語りかけ、魚谷氏は「学生は本当に元気がないのか?」などの質問を投げかけ、参加者と討論を行った。
今春卒業予定の大学生の就職内定率が、昨年12月1日時点で過去最低の68.8%と発表されるなど、学生の就職、未来に明るい情報はなかなか聞くことは出来ない。そのような現状を受け、「あなた自身が志をもつことが大切」(魚谷氏)。また今の日本を沈没寸前の船にたとえて、「自分の力で泳ぐことの出来る能力を鍛えるべき」(牧野氏)とエールを送った。
ignite代表の中西悠木さん(同志社・4年)は「様々な人の人生ストーリーや、考え方、価値観の共有がしたい」と、社会人を招いての講演会の開催を企画。「日本を元気にしたい」と昨年12月にigniteを立ち上げた。「人の心に火をつけられるような活動をしたい」という思いをこめて、ignite=火をつける、という名前に決めたそうだ。参加者の活発な意見の交換が行われた講演に、「(この講演会で)人の心に火がついてくれたら」と語った。
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