学生随一のフィジカルを持つ立命のパワーフットボールをもってしても、社会人の壁は厚かった。「今までに経験したことのないパワーとスピードだった」とLB佐藤主将は力の差に脱帽した。

 

 オフェンス陣が苦しんだ。外国人選手を擁する、相手の早く、強いラインに対し、得意のランが出ない。甲子園ボウルで効果的だったQB谷口とRB高野橋の連携も歯が立たなかった。

 

 三校同時優勝から決定戦を這い上がったリーグ戦、早稲田大を倒した甲子園ボウルと数々の壁を越えてきた立命。しかし最後の最後で真の日本一には届かなかった。

「今年これだけ辛いことをして、努力してもこれだけの点差だった」(佐藤主将)。しかし24点という点差はそのまま来季へのモチベーションとなる。「だから3年以下は来年覚悟できていると思う」と佐藤主将は後輩に期待をよせた。

●アメリカンフットボール日本選手権 ライスボウル(1月3日・東京ドーム)

 

  1Q 2Q 3Q 4Q
立命 0 0 0 0 0
オービック 7 10 7 0 24