大阪商業大男子がベスト8進出
○大商大 リベンジ果たしベスト8進出
「今日は負ける気がしなかった」と話す越猪主将。勢いに乗った大商大は一気にベスト8まで勝ち上がった。
大商大は3回戦、天理大を3-0とストレートで下し4回戦、愛知大に挑んだ。愛知大には6月に行われた西日本インカレ準々決勝で2-3のフルセットのすえ敗れていた。「リベンジ、チャレンジ精神でぶつかっていった」と中嶋監督。
その強気な思いが試合で存分に発揮された。先に1セット先取されるもののチームの雰囲気は活気づいていた。「みんな攻めの気持ちを持っていた」と越猪。粘り強く球を拾い、ブロックがついていてもサイドの越猪や田中が打ち抜いた。また、「(西日本インカレ)前はセンターが機能できなかった。今回はセンターに決めさせようと意識した」とセッター須藤。センター線が機能し相手に的を絞らせなかった。第2セット以降は相手を圧倒し、セットカウント3−1で勝利した。
秋季関西リーグでは最終戦で大阪産業大に敗れ優勝を逃した大商大。しかし、その後の関西インカレでは優勝。調子のいいチームの雰囲気をそのままに全日本インカレに乗り込んだ。
明日はベスト4をかけた東亜大戦。越猪は「ベスト4に絶対にいきたい」と意気込む。上り調子のチームを止めるものはない。
○大産大 昨年の無念晴らせず
大産大は昨年、早稲田大とベスト8をかけて対戦した。その時はフルセットで負けを喫した。奇しくも今回もベスト8をかけて早稲田大に挑んだ大産大。「今日は去年のリベンジをするつもりだった。絶対に負けたくないという気持ちは最後まで切れなかった」(サイド梁)
この思いを胸に挑んだ今回の試合。しかしチームの要であったサイド岡田が、関西インカレ前に怪我をしてスタメンから外れていた。主将のサイド浜迫は「岡田がいないのは痛い、でもチームとして盛り上がっていこうと思った」。
しかしその思いとは裏腹に、相手の勢いにどんどん呑まれていった。1セット目を27-25でなんとかもぎ取ったものの、2セット目は中盤で痛い5連続失点。セッター西尾が「チームがまとまりきれていなかった」と話したように、チームの悪い雰囲気を立て直せないまま気づけば16-25という大差がついていた。
3セット目は24-26、4セット目は23-25と踏ん張ったが、あと一歩の所で準々決勝に手が届かなかった。「ベスト16の壁をいつも越えられない」とセッター西尾は肩を落とした。
この試合で引退となった4年生のサイド浜迫は「悔しいけど、自分も含め周りもしっかりできた。今までバレーをやってこれたのは周りのみんなのおかげ。感謝したい」と話した。
●全日本バレーボール大学選手権大会トーナメント4回戦、大阪商業大−愛知大、大阪産業大−早稲田大(12月2日・東京武道館)
大阪商業大 | 3 | 23-25 | 1 | 愛知大 |
25-14 | ||||
25-17 | ||||
25-21 | ||||
大阪産業大 | 1 | 27-25 | 3 | 早稲田大 |
16-25 | ||||
24-26 | ||||
23-25 | ||||
コメントを残す