「龍馬よさこい」は、学生の街京都から現代の若者の熱さを、おどりを通して龍馬に伝えようと2年前から開催されている。龍馬の墓を祀る京都霊山護国神社の関係者が、学生のおどりサークルに、龍馬へ奉納するおどりを依頼したのが始まり。初年度は10チームのみの参加だったが、昨年は31、今年は43ものおどりチームが参加した。集客数も年を追うごとに増えており、今年は昨年の1万人を上回る見通しだという。

本来は龍馬の命日である15日がメインとなるが、参加するおどり手は全員学生なので、平日に開催するのは難しい。そのため今回は13、14日に演舞が披露され、15日には京都霊山護国神社で龍馬を追悼する儀式が行われた。

おどりを披露する会場には、龍馬に縁のある場所と、学生が多く利用している場所を選ぶなどこだわりがある。準備に要した期間はおよそ半年。「龍馬よさこい」広報の水谷祥子さん(同志社大・3年)は「やってきたことが実るか不安だったが、形になって本当に嬉しかった」と笑顔を弾けさせた。