海外遺児にも目を向けて
関西地区の1つ、「はっけんいっぱい☆こうべっこコース」は、ハーバーランド(兵庫県)近辺の3つの公園を歩くというもの。眺めのよい神戸港を間近で見られるため、参加者からは「コーステーマがよかった」との声が寄せられた。参加者数は、過去最高の477人。例年の300人をはるかに上回る数字となった。
「遺児の辛さを知ってるからこそ、伝えられることがある」との思いでコース代表を務めるのは森本恵美さん(神戸女子大・3年)。森本さん自身中学生の時に親を亡くし、高校生の頃からあしなが育英会の奨学金を利用している。今回のイベントを振り返って、「遺児に国境はない。少しでも海外遺児について考えるきっかけとなってくれれば」と話した。
同コースには、今年からあしなが育英会の奨学金を受け、関西の大学に留学しているウガンダ共和国のエイズ遺児、ジュリアスさん(関西学院大・1年)とハイチ共和国の震災遺児、スティーブさん(関西大・1年)の2人も参加。ジュリアスさんは「(卒業後は)ウガンダでNGOを作って国をサポートしたい」と将来の夢を語った。
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