京産大の早いディフェンスを崩しきることができなかった。中盤からの展開に慎重さを欠いた前半と対照的に、後半は「ショットを決めきる」ことを意識しすぎて、攻めに時間をかけすぎた。「接戦なんでショットを決めきることを考えてやった」というMF栗田主将の言葉とは裏腹に、決定的な場面でのショットも決めきれず、最後まで追いつくことができなかった。

 

 リーグ6位に終わり、入れ替え戦も経験した昨年からの躍進に、「関西3位はすごいこと。誇りに感じる」と栗田。しかし「学生1位という目標があったんで、満足はしていない」と声を詰まらせた。「これ以上に努力しないと上にはいけない」と後輩へ言葉を残し、4回生はフィールドを去った。

●関西学生男子ラクロスリーグファイナル3準決勝(11月3日・長居第2陸上競技場)

  1Q 2Q 3Q 4Q
京産大 0 3 2 2 7
立命 0 1 2 3 6