京大リーグ1位通過決める
リーグ1位の座を賭けた頂上決戦を、京大が堅守でものにした。体格の優位を武器に突破を試みようとする立命に対し、体を張ったディフェンスで対抗。ゴール前で自由なプレーを許さず、破壊力を武器に、ここまで5連勝と勢いに乗る立命をわずか3失点に抑えた。
前半はエキストラでの数的優位を活かせず、停滞気味だったオフェンス。しかしAT中西やMF福山主将が相手陣を駆け回り、ディフェンスを崩すことでリズムが生まれた。チャンスは多くはなかったが、粘り強い攻めで着実に得点を重ねた。
強豪らしい盤石の試合運びで、危なげなくリーグ1位を勝ち取った京大。しかし格下の龍谷大、同志社大に黒星を喫した今季のリーグは、決して順調とはいえなかった。5戦目の同志社戦での敗北後、チームは「本当に日本一になりたいか」ということを見つめなおしたという。「年始から日本一だけを目指してきて、関西のチームに負けて初めて、自分たちを見直すことが出来た」(福山)。順調ではなかったことが、逆にチームの結束を強め、リーグ1位への原動力となった。
目標の日本一へ到達するために超えないといけない壁は、ファイナル3決勝、学生選手権、全日本選手権とまだ多い。福山も「関西制覇は通過点」と気を緩めない。創部から20年、関西の強豪と言われ続けながらも、いまだ日本一の経験はない京大。「今年は初めて日本一になれるチームだと思っている。歴史を変えたい」。福山は力強く前を見据えた。
●関西学生男子ラクロスリーグ京大-立命(10月25日・立命BKCキャンパス第3グラウンド)
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 | |
京大 | 2 | 1 | 3 | 2 | 8 |
立命 | 1 | 0 | 1 | 1 | 3 |
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