投手陣を支える左腕の活躍で同志社を下し、優勝争いのトップに踊り出た。先発の蒔野が打たせてとる投球で同志社打線に連打を許さず、1点に押さえ、完投勝ち。優勝へ大きな一勝とあって、最後の打者を打ち取ると大きなガッツポーズをつくり、喜びを表した。

 

 

 

 蒔野は好投を続けていたが、7回にこの日一番のピンチをむかえる。2ー1でリードしているものの、満塁の絶体絶命の場面。ここで捕手の山崎裕が声をかける。「まっすぐでいきましょう」。ここまで直球で押さえてきたからこその配球だった。蒔野はその後の打者をきっちり打ち取り、笑顔でベンチへ帰っていった。

 

 

 

 前節まで首位の同志社に2連勝し、次節の最終戦で勝ち点を上げれば優勝となる関学。そして次は伝統の関関戦とあって「伝統の一戦で優勝をかけてやれるなんて、この上ない喜びだね」と清水監督は満面の笑みで話した。最終戦に向け蒔野は「目標は優勝すること。ちゃんと抑えて優勝したいです」と力強く話した。

●関西学生野球秋季リーグ第6節2回戦(10月11日・皇子山球場)

 

 

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
関学 0 0 1 0 0 1 0 1 1 4
同志社 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1

【関学】○蒔野−山崎裕
【同志社】●平川、田中亨、山添、尾中、西村亮−小林

 

 

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
近大 0 0 1 0 0 0 1 0 1 3
関大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

【近大】○武内−田中勇
【関大】●魚谷、近藤、横山−永松