第1、2セットを先取され、後がなくなった第3セット、ようやく大商大バレーが息を吹き返した。

第3セット中盤、大体大の連続失点を機に、大体大のエース加藤をブロックで封じ込めた。すると流れが一気に大商大へ傾いた。「(第1、2セットを取られて)崖っぷちで、それまでバラバラだった一人一人の気持ちが、絶対に負けられないう気持ちでひとつになった」(サイド蔵本)
第3セット以降、「大体大に(攻撃を)読まれていたが、味方を信じて(トスを)あげ続けた」と話すセッター須藤の思いが届いたのか、クイックなどのスパイクが面白いように決まった。

 

 

 

  勝利した大商大だが、主将の越猪は「もう少しやれた。内容には満足していない」と話す。今季リーグは残り2試合。春秋連覇に向けて、さらに高みを目指していく。 

●関西大学男子バレー秋季上位リーグ(10月10日・大産大体育館)

 

 

 

大商大(7勝1敗) 3 22-25 2 大体大(3勝5敗)
20-25
25-21
25-11
15-8

 

 

大産大(7勝1敗) 3 25-21 1 近大(5勝3敗)
20-25
25-16
25-20