◯天理大、ホームで再始動

リーグ前半戦を負傷欠場していたPG平尾が今節から完全復帰。役者のそろった天理大が、関学との対戦を2連勝で制した。

エースPGが復活を強烈にアピールした。ブランクから前半こそ周りと息が合わなかったが、後半は伝統の「天理大バスケ」で試合を完全にコントロール。Cサンバ起点のセットオフェンスで得点を量産、すがる関学を突き放した。

前半の1点を争う接戦にも「(負けることは)考えなかった」と平尾はきっぱり。「久しぶりに入って合わない部分もあったんですけど、勝ちきれてよかった」と笑顔をみせた。

平尾と同じく前半戦を負傷で回避したPG清水も、今週から本格復帰。ようやくフルメンバーがそろった。加えて「リザーブの選手が成長してきた」と二杉監督。この日12得点を挙げたC劉を筆頭に、主力不在期間を支えた控え選手の成長も著しい。

ホームで再スタートを切った王者。逆境も糧とし、死角は見当たらない。

 

 

 

 

 

●関西学生バスケットボール男子1部リーグ 第4節2回戦(10月3日・天理大第一体育館)

 

 

 

  1Q 2Q 3Q 4Q
天理大 17 11 22 17 67
関学 16 11 10 16 53

 

 

  1Q 2Q 3Q 4Q
京産大 21 20 22 23 86
同志社 13 19 19 17 68

 

 

  1Q 2Q 3Q 4Q
立命 23 9 17 26 77
大商大 22 20 14 11 67

 

 

  1Q 2Q 3Q 4Q
関大 29 15 14 15 73
大産大 11 14 20 11 56