港・神戸にジャズの音色響く
2007年に始まり、今回で3回目を迎えたSJC。企画から当日の運営まで、すべて学生によって作り上げられる。関西には「大阪城ジャズフェスティバル」など2ケタ回数を数える学生のジャズイベントがあるが、SJCの特徴はストリートでライブを行うこと。観客との距離の近さを意識し、今年はテーマを「ジャズ×人=つながり」とした。「もっともっとお客さんとコミュニケーションが取れるはず。ジャズを通じて、人が共感し合ってつながりが生まれるイベントにしたかった」と実行委員長の八十彩香さん(発達・3年)はテーマ設定の理由を話した。
3回目にして初めての雨に見舞われ、多くのバンドが出演できなかったが、大阪大「ザ・ニュー・ウェーブ・ジャズ・オーケストラ」、甲南大「ニューポート・スイング・オーケストラ」などの実力派バンドが観客を魅了。フィナーレでは、関西のセレクションバンドと関東のセレクションバンドが混じり合って演奏し、最後を華々しく飾った。
また、サブテーマであるジャズ×ファッション」を意識し、神戸芸術工科大の学生とのコラボレーション企画も実現。同大の学生がデザインした服を展示するだけでなく、各会場の司会が着用した。フィナーレイベントの前にはファッションショーも行われた。
「ザ・ニュー・ウェーブ・ジャズ・オーケストラ」のコンサートマスター、久木田亮さん(3年)は、「一から学生が作ってるイベントで、素晴らしいと思う。音楽のイベントとして完成されていて、参加できたことがうれしい」と話した。
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