○立命、劇的大逆転

「1点1点取っていこうとしました。バントの練習の成果が出たと思います」と試合後、松岡監督は頬を緩めた。この日立命の先発は徳山。ところが立ち上がりを狙われ2回まで投げ2失点。続く澁谷、小松も打ち込まれ、3回を終わって1-6といきなり5点を追う展開に。

5点のビハインドで、勝利は絶望的かと思われた。だが立命は着実に犠打で走者を進める攻撃を見せた。5回に無死2塁の場面できっちり送り、1点返すと、6 回には犠打で無死で出た走者を確実に進める。その後四死球から、2番福岡、4番藤原の適時打で一挙4点を奪い同点に。こうなると流れは完全に立命のものと なり、8回ついに1番勝田の内野安打で勝ち越した。好救援を見せ、8回に自ら3塁打を放った永田は「代わっていく投手も、みんながベンチで声を出していま した。最後まで諦めないムードでした」と話す。

走者が出ると、大差にも関わらず、諦めずに確実な犠打で1点を奪いにいった立命。元王者の意地を見せることができるのか。明日も全員野球で勝利を掴む

●関西学生野球秋季リーグ第4節1回戦(9月25日・スカイマークスタジアム)

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
関大 1 1 4 0 0 0 0 0 0 6
立命 1 0 0 0 1 4 0 1 X 7

【関大】吉川、近藤、秋本-永松
【立命】徳山、澁谷、小松、山田、永田-新田

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
関学 1 0 2 0 0 0 0 0 0 3
京大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

【関学】飛嶋-福本
【京大】安土、山敷-久保津