○関学 飛嶋が復活の完封勝利

 　右ひじを痛め、一昨年の秋を最後に登板のなかった飛嶋。「（今日の試合に）懸ける思いはありました」（飛嶋）。怪我からの復帰登板を見事に完封勝利で飾った。
 
「コントロールが良かった。丁寧に投げてたね」と清水監督。4四死球を与えたものの、要所で制球の良さが光った。1-0の4回、一死一、二塁の場面では8番新田、9番小松を連続三振に斬ってとった。その後も毎回のように走者を許すものの、バックの好守にも助けられ自身初の完封勝利を挙げた。
 
試合後、飛嶋は「投げられることがありがたい」と何度も口にした。一昨年の秋は最優秀防御率のタイトルに輝いた右腕も、昨年は怪我の影響で登板なし。ひじに負担のかからないフォームの追求や、全身トレーニングに費やす日が続いた。
 
清水監督は「今日は飛嶋。完封は大きい」と好投の右腕を手放しで褒めた。飛嶋も「今日は気持ち負けしなかった」と心強い。悲願のリーグ制覇に向けて、復活を期す飛嶋、チームともに最高のスタートを切った。

●関西学生野球リーグ第2節1回戦（9月11日・皇子山球場)

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
関学 0 1 0 0 0 0 1 0 2 4
立命 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

【関学】○飛嶋－福本
【立命】●渋谷、小松、山田、永田、北岡、工藤－新田
 

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
関大 1 0 0 1 3 0 0 0 0 5
京大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

【関大】○吉川、秋本－永松
【京大】●平井、内藤－久保津