同志社7回コールド負け
「今日は何も言うことない。予想以上にいいピッチャーやったね。
並みの大学生では打てないです」。開口一番、全国の壁を痛感し苦笑いの小玉監督がつぶやいた。
強豪東海大に全く太刀打ちできないまま迎えた6回。0−3、一死満塁のマウンドに
先発の平川は立っていた。駆けつける捕手の小林と指揮官。「任せた」と声をかけられた。
しかしその直後、東海大の代打鈴木に右中間へ3点適時打を浴び、無念の降板。
「任せてもらったのに裏切りました。悔しい。自分の実力がよくわかった」と、平川は先発の仕事が果たせなかったことに、悔しさをにじませた。同志社打線のバットからも最後まで快音は聞かれないまま、気がつけば東海大先発の菅野にノーヒットノーランを許し、7回コールド。全国の厳しさを突きつけられる結果となった。
全国の舞台で初めて痛感した自身の実力。だが収穫も大きかった。「この経験を生かして、しっかり考えてもう1度一からやり直します」と平川は前を向く。「平川たちにも良い経験になりました。全国のレベルを知れたことは大きかったです」と藤井主将。また秋に必ず戻ってくる。37年ぶりの神宮出場で同志社が得たもの。その決意を胸に、ここから再出発だ。
● 全日本大学野球選手権大会第3日目第1試合(6月10日・明治神宮球場)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |||
東海大 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 1 | 7 | ||
同志社 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
【東海大】○菅野−伏見
【同志社】●平川、山添、藤井−小林
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