○立命 粘り見せるも5試合勝ちなし

リードを守れず、4試合連続でドロー。FW坂本が2ゴールをあげ、気を吐いたが、近大と変わり3位に後退した。

粘りは見せた。パスミスから先制を許したが、前半のうちに坂本の得点で逆転。だが、後半は足が止まり、同点弾を許した。ゲームキャプテンGK金山が「攻撃にバリエーションがなかった」と指摘したように後半はカウンター頼りのサッカーに終始。関学の攻撃をしのぎきったものの、攻撃には課題を残した。

最終節は阪南大が相手。今節初黒星を喫したが、首位を独走するチームだ。「ポゼッションをして、ボールを動かしながら得点したい」と金山。普段のサッカーを見せられるか。

 

○関学 鮮やかな先制も気持ち緩む

「最初のゴールで逆に気持ちが緩んでしまったかも」試合後先制点を決めたМF阿部はそう話す。開始早々のゴールでチーム全体に浮ついた雰囲気が漂ったのは間違いない。右サイドからの攻めをしのぎ切れず、立て続けに2ゴールを奪われた。

しかし「集中すれば後半のようなサッカーができる」と成山監督がいうように、ハーフタイムを挟んでゲーム展開が大きく変わった。前線でボールを奪い相手に守らせる時間も増え、後半16分には阿部のこの日2点目のゴールで試合をイーブンに戻した。監督は「自分たちで反省していかないと、試合を通して安定した力を出せない」と話す。リーグ前期も関関戦を残すだけ。最高の試合でシーズンを終えたい。

 

●関西学生サッカー前期リーグ第10節(6月12、13日・三木総合防災公園陸上競技場ほか)

 

立命 2 2-1 2

関学

0-1
坂本2 得点者

阿部2

 

 

 

 

○同志社 後半2得点で快勝
 

 

 ゴールが遠い。パスは回せるものの決定機が作れない。一進一退の攻防が続き、このまま終わるかに見えた後半36分、辻が状況を打開する先制ゴール。後半ロスタイムにも荒堀が追加点をあげ勝利した。

「流れが悪かったから決められて良かった。2点目も取れたし、粘り強くなっている」と辻は笑顔で話し、調子が上がってきていることをうかがわせた。最終節も勝利で収め、総理大臣杯まで好調を維持できるか。
 

 

同志社 2 0-0 0

大産大

2-0

荒堀

得点者

 

 

 

○関大 勝利するも課題あり

関大は後半3-1とリードするが守備のすきを突かれ失点。終盤、1点差となり苦しんだが守り切った。監督は「全体の精神的な問題。誰ひとり満足していない」と課題を口にした。

試合は関大がボールを支配した。前半27分にMF中島のゴールで先制。相手にPKで追いつかれるも、FW金園、DF藤澤のゴールでリードを広げる。その後、相手にゴールを決められ、1点差となるが逃げ切った。

次節は伝統の関関戦。MF藤澤主将は「例年にないくらい大きな関関戦になると思う。明日から試合に向けて頑張りたい」と意気込みを語った。

 

 

 

関大 3 2-1 2

大院大

1-1

中島

金園

藤原

得点者

尾泉2