退屈なまでの圧勝劇。天理大が相手のお株を奪うディフェンス力で、愛知学泉大を完封。余裕の西日本連覇を果たした。

格の違いを見せつけた。「守り」のチーム、愛知学泉大に対し、オールコートディフェンスで仕掛ける。「秋に向けてどのくらいできるか。テストケースでやってみた」と二杉監督。前半を終えて37-15と圧倒し、「守り合い」にすらさせなかった。

攻めては、PG平尾がシュート成功率8割、3Pを5本全て成功と絶好調。厳しいマークにも涼しい顔で得点を重ね、21得点を奪った。今大会最優秀選手賞を獲得した平尾は、「調子はよかった。関東に通用するプレーヤーになりたい」と笑顔で話した。

これで、関西選手権とあわせて今年2冠。もはや不動の「西」の王者となった。「リーグもとってその勢いで(インカレの)てっぺん目指したい」。二杉監督は頂を見すえ、気炎をあげた。

●天理大の選手らのコメント
PG平尾「プレッシャーはあった。力あわせて二連覇目指してきた。」
Cサンバ「今日が最後で、がんばって自分たちの力を全て出してよかった」
PG吉田主将「一戦一戦集中して戦えば結果はついてくると思っていた。優勝できてホッとしている。」

●西日本学生バスケットボール選手権 男子・決勝(6月6日・大阪府立体育館)

 

  1Q 2Q 3Q 4Q
天理大 16 21 19 22 78
愛知学泉大 7 8 14 25 54

最終結果は以下の通り。
1位 天理大   
2位 愛知学泉大   
3位 関西学院大 
4位 近畿大  
5~8位 大阪産業大 
5~8位 同志社大 
5~8位 流通科学大  
5~8位 九州産業大