○同志社 全国への切符つかむ

今大会3試合連続となるゴールが決勝点に。好調をキープするFW辻のゴールが同志社を全国の舞台へと導いた。自身のゴールに「夢のようだった」と笑顔を浮かべる。

先制するも、前半ロスタイムに追いつかれ後半へ。だが、同志社イレブンの気持ちが決して下へ向くことはなかった。安定した守備、個人技を生かした攻撃で 試合を優位に進める。後半25分に、MF杉山のCKを辻が頭で決め、勝ち越しに成功。この1点をしっかりと守り抜き、総理大臣杯出場を決めた。

2年連続の総理大臣杯出場を決めた同志社。だが、「勝って優勝したい」(辻)と気を緩めることはない。「相手がどこであろうと、自分たちのやることは変わらない」。辻の活躍と共に勢いに乗る同志社が夏の関西王者に王手をかけた。

●関西学生サッカー選手権大会準決勝(5月30日・大阪長居スタジアム)

 

同志社 2 1-1 1

近大

1-0

東矢(前半17分)

辻(後半25分)

得点者

皿谷(前半46分)

 
○関学 延長で力尽きる

失点直後に追いつく粘りを見せたものの、最後は力尽きた。総理大臣杯への出場は断たれていないが、選手らの表情は険しかった。

延長前半7分に失点。FW山内のゴールで追いついたが、延長後半終了間際に勝ち越しゴールを与えてしまった。「強い気持ちは全員に合った。けど、堅さが出た」とMF渡辺主将。下級生中心のメンバーにその1点を跳ね返す力は残されていなかった。

3位決定戦へと回り、近大と総理大臣杯出場を争う。「ここで頑張れなかったら関学じゃない」(FW村井)。前を向き、全国を目指す。

●関西学生サッカー選手権大会準決勝(5月30日・大阪長居スタジアム)

 

関学 1 0-0 2

大体大

0-0
1-1
0-1
山内(延長前半10分) 得点者

脇2(延長前半7分、延長後半9分)